視覚に障害のある日本語学習者と出会って、このテーマで研究、実践をするようになってから、名刺に点字を入れる(打つ?)ようになりました。
「点字器」という名前で売られている写真のような道具を使います。
凹凸になることを考えて、名刺の裏を上にして点字器に挟み、逆から字を打っていきます(たとえば「やまだはなこ」さんなら「こなはだまや」の順に)。何枚も続けて作業をしていると、肩がこってしまいますが、デジタル機器のなかった時代は、視覚障害者の方々はこのような道具で長文を書かれていたのだなぁと、そのご苦労を感じます。
視覚障害者の方とお会いしたときに役に立つのはもちろんですが、初めてお会いした方に点字付きの名刺をお渡しすると、そこから話題が広がるので助かっています。
インターネットでも購入できますし、ひとつ千円前後ですので、ご興味のある方はぜひ「名刺に点字」を導入なさってみてください。