Braille - JSL

視覚障がい・点字・日本語教育

視覚障がいを知る

自動点字翻訳エンジン「:::doc(てんどっく)」

画像データを自動的に点訳するソフトウエアの試用版が2021年10月20日から無料公開されています。 TAKAO AI株式会社「てんどっく」 点訳エンジン体験サイト | TAKAO AI 早速試してみました! ウェブページに画像をアップロードして「点訳を実行する」を押すと…

それでも僕たちは「濃厚接触」を続ける! ―世界の感触を取り戻すために―(広瀬浩二郎)

大阪にある国立民族博物館の広瀬浩二郎先生が、新しい連載を始めました。 あらゆることのオンライン化が進み、だんだんとそれに慣れつつある自分がいます。しかし、人と、物と、実際に接触して初めて理解できる、感じることがあることも忘れてはいけないと改…

視覚障害者応対ガイドブック @福岡県

6月に入り、梅雨入りのニュースも増えてきました。 関東は今週末から梅雨入りなのでしょうか。 今日、毎日新聞で興味深い記事を見つけました。 mainichi.jp 福岡県が市町村職員向けに作ったガイドブックについての記事です。 このガイドブックは、 視覚障害…

3月18日は点字ブロックの日

日付が変わると、画面も変わってしまうかもしれませんが・・・ 今日のGoogleのホーム画面を見ると、点字ブロックの上に「GOOGLE」のロゴが書かれています。 その画面をクリックすると、点字ブロックを発明し、世界で初めて設置した、三宅精一についての説明…

特別支援学校から就職

久しぶりの更新になってしまいました。 最近、わたしたち研究メンバーの中では、点字で日本語を学ぶ留学生たちの国家試験対策、そして、キャリアパスについてよく話が出ており、研究の次のステップとして調査、研究を進めています。 そんな中、このような記…

海外のUD:ベネチア 追伸

ベネチアの街中で点字案内板を見つけました。 ◆リアルト橋のたもとにて◆ かなりの歴史を感じる点字案内版でした。 点字の「点」が半分くらい無くなってしまっているような…?? カナル・グランデにかかるリアルト橋の地図、だと思われます。 カラーなのが、…

海外のUD:イタリア ベネチアの点字ブロック 

8月3日、4日、学会発表のため、 イタリアのベネチアに行ってきました。 ユニバーサルデザイン(UD)の視点で撮ってきた写真を見返してみます。 ヴェネチア・テッセラ空港、通称マルコ・ポーロ空港には、 カウンターや出発ゲートなどの順路に続く赤い点字…

点字メッセージ・点字ブロック マスキングテープ

先日、日本点字図書館で偶然かわいい商品を見つけました。点字で「ありがとう」「こんにちは」と書いてあるマスキングテープと点字ブロックの絵が描いてあるマスキングテープです。マスキングテープが巷で人気ということはずっと知っていましたが、これまで…

白杖づくり研修

ご報告が遅くなりましたが、3月の中旬にIAVI(2017年10月16日のブログ参照)の留学生2名の白杖づくり研修に同行し、浜松にある視覚障害者のための支援施設ウイズ半田・蜆塚に行ってきました。ウイズ半田、ウイズ蜆塚では視覚障害、または視覚障害と他の…

ピョンチャンオリンピック 障害者向け副音声実況

平昌オリンピック、盛り上がっていますね! 先日、点字で日本語を学ぶ留学生と一緒に、フィギュアスケート(男子シングル、フリー)の生中継を見ました。 今回のNHKの一部の放送では、「ユニバーサル放送」をしています。 その一環である「ピョンチャン2018 …

『わが盲想』 モハメド・オマル・アブディン氏

私たちは日ごろ、視覚に障害のある留学生の日本語学習のお手伝いをしていますが、皆本当に明るく朗らかで、勉強熱心です。 でも、若い学生が、見えにくさ、あるいは、見えないという状況を受け止め、家族の元を離れて異国の地で新しい言葉を学び、風俗習慣を…

パラリンピックのメダル

平昌オリンピック・パラリンピックが、いよいよ始まりますね。 今夜のオリンピックの開会式がとても楽しみです。 みなさんは、 パラリンピックのメダルに点字が書かれていることをご存知ですか。 開催年と都市名を点字で入れることが規定で決まっているそう…

首都大学東京 ダイバーシティ通信 より

ダイバーシティ推進室について~東京都立大学ダイバーシティ推進室 社会の多様なありようを理解し、多文化共生を実現するために、とても有意義な情報が発信されています。 この中の、Newsletter『ダイバーシティ通信』第18号(2017年8月発行)では、バリアフ…

オンキヨー世界点字作文コンクール

オンキヨー株式会社:オンキヨー世界点字作文コンクール webサイトより引用: オンキヨー株式会社と毎日新聞社 点字毎日は、人と人を結ぶぬくもりをより身近に感じておられる視覚障害者の世界に、点字と音声の懸け橋をしっかり築きたいという願いから、2003…

名刺に点字を入れています

視覚に障害のある日本語学習者と出会って、このテーマで研究、実践をするようになってから、名刺に点字を入れる(打つ?)ようになりました。 「点字器」という名前で売られている写真のような道具を使います。 凹凸になることを考えて、名刺の裏を上にして…

筑波大学附属視覚特別支援学校 資料室

前回の記事でご紹介した雑司ヶ谷祭にて、筑波大学附属視覚特別支援学校の「資料室」を見せていただきました。 ☆資料室・常設展示室の紹介☆ この資料室には明治時代(江戸時代後期??)からの視覚障害に関わる国際交流の歴史、点字のない時代の創意工夫から…

第57回雑司ヶ谷祭

雑司ヶ谷祭(筑波大学附属視覚特別支援学校の文化祭)に行ってきました! 当日は台風が心配な週末でしたが、たくさんの模擬店、作品展示、発表会や展示会が企画され、多くの訪問客でにぎわっていました。 留学生のみなさんも大活躍! 2年生はあんまサロンで…

学習者より:小旅行と講演会参加

以前、日本の大学に留学していた経験を持つ、視覚に障害のあるAさんが、社会人になって久しぶりにその地方を訪れた小旅行と、初めて参加した学会で聞いたアブディンモハメド氏の講演について感想を寄せてくれました。 *以下、本人の承諾を得て、個人情報を…

アブディン モハメド氏の講演を聞いて

前回の記事に続いて、アブディン モハメド氏のご講演についてもご報告したいと思います。 多くの日本語教育関係者が詰めかけた会場で、「見えないからこそみえてきた日本語の面白さ」という題でお話をされました。 冒頭、聴衆に向かって「マイクとの距離は大…

日本語プロフィシェンシー研究学会にて

日本語プロフィシェンシー研究学会にて、アブディン モハメド氏が基調講演をされました。 日本語プロフィシエンシー研究学会: プロフィシェンシーという言葉が聞きなれないという方もいらっしゃるかと思いますが、「第二言語としての日本語の現実生活におけ…